香港政府も認めた、恐怖の心霊事件⁉ 

くらし
人気のない田舎街

田舎町の大衆レストラン(茶餐廳)に出前の依頼

100万ドルの夜景、水上レストランなどの観光スポットが有名で、また国際的な金融都市としても知られる香港。 

今回のご紹介するのは香港政府も事実として認めると言われる、心霊事件である。 

1989年12月のとある晩、香港のニューテリトリー(新界)の北区ある大衆レストラン(茶餐廳)に一本の出前の電話がかかってきた。  

このレストランは香港でも田舎の地域に属していて、

近くの古い小型の一軒家が並ぶ地域から出前の注文がよく来ていた。 

A氏は4人分の注文を書き留め、住所を確認した。 

そこは少し奥まった、初めて行く場所だった。 

出前の準備が出来たので、自転車にまたがり、 

配達に向かった。 

姿を見せない住人

着いたところで、門のチャイムを鳴らす。 ピンポーン!

「出前です。」 とA氏は言った。

返事がない。 

しばらく待って、もう一度チャイムを鳴らした。 ピンポーン!

「すみません、出前です。」 今度は少し大きめな声で言った。

しばらくして、少しだけドアが開いた。 

「出前です。」 

するとドアの隙間から丸まった何枚かのお札が差し出された。

A氏は隙間から家の中を覗こうとしたが、 

家の中は真っ暗で中の様子が見えない。 

お札を受け取るとドアがバタンと閉まった。 

気味が悪かったので、 

受け取ったお札を確かめて、 

「出前とお釣りは門の横に置いておきますね」と言って、A氏は自転車にまたがり足早に帰った。

存在するはずのないお金

その夜、閉店の時間になり、 

売上を確認していたオーナーが売上の中に※冥銭(めいせん)が紛れこんでいるのを発見した。 

誰だ、こんな縁起の悪いイタズラをしたのは?と思ったが、

実際、レジのお金も不足していた。

店でのレジはオーナー自信がやっていたため、 

出前を担当していたA氏とB氏が疑われた。

中でも、A氏が最後に行ったあの一軒家の 

注文金額と不足していた金額が同じだったため、 

A氏だとオーナーは考えているようだった。

暗かったとはいえ、 

間違えようもないし、 

何より、ちゃんと確認した。 

A氏は本当に確認したこと、また自分はお金をすり替えていないことを訴えた。 

オーナーの証明

その次の晩、またあの一軒家から同じ注文が来た。 

今度はオーナーが自分で行くと言って、 

出前に出た。 

A氏の話と同じように少しだけドアが開き、

丸まったお札が差し出された。 やはり、家の中は真っ暗で何も見えなかったと言う。

戻って来たオーナーは受け取ったお札が本物であることをA氏とB氏と確認した。

A氏を疑っていたオーナーは怪奇現象が起きないことを証明するために、レジではなく小さな金庫に入れて、鍵をかけて保管した。 

閉店の時間になり、金庫を取り出して、 

中を確認したところ、なんと金庫には冥銭が入っていた。

これには一同、腰をぬかしたと言う。

オーナーはどのように対処していいのかわからなかったので、

ひとまず警察に通報することにした。

死体発見、聞こえるマージャンの音

警察が到着し、オーナーから事情を聞き、まったくと言っていいほど信じていないようだったが、

念の為、例の一軒家の住人にも事情聴取を行うことにした。道案内も兼ねてオーナーも同行した。

一軒家に到着した警察はチャイムを鳴らしたが、チャイムは鳴らず、スイッチも壊れていることが分かった。

呼びかけても返事はない。 ただ、人のいる気配を感じたと言う。

鉄格子の扉に手をかけたところ、扉は簡単に開いた。

開いた扉からすごい悪臭が漂ってきた。

中に入って、確認したところ、4体の死体を発見した。

一軒家はすぐに封鎖され、検証が行われた。

隣接する家の住民に話を聞いたところ、ひどく驚いていたと言う。

隣人が言うにはここ何日は毎晩、麻雀をする音が聞こえたし話し声も聞こえたと言う。

その晩も麻雀の音と話し声は聞こえていたと言う。

夜は非常に静かなので、特に麻雀の音はよく聞こえたと言う。

食された出前

解剖の結果、4人共発見されたときにはすでに死後8〜10日経っていたとのこと。

更に、胃の内容物を確認したところ、比較的に新しい食べ物が発見された。

内容を確認すると例の大衆レストランの出前と一致したと言う。

死亡推定時期と胃の内容物が一致しない。

彼らはいつ出前を食べたのか?

冥銭から採取された指紋

警察が物証として持ち帰った冥銭から指紋を採取したところ、

4人分の指紋を確認できた。検証したところ、

4人のうち2人はA氏とオーナー、残り2人は死体のうちの2人と指紋が一致した。

彼らはいつ最後に冥銭に触れたのか?

広まる噂、行われる除霊

この事件の噂はあっと言う間に香港中に広がり、テレビ局や新聞などでも取り上げられた。

村は住民を安心させるために霊媒師を呼んで、お祓いを行った。

おそらくは自分が死んだことに気づかず、

なんらかの理由で魂が肉体に残ったままとなり、生活していたのではないか。

また警察がドアを開けた時に空気が大きく流れため、

魂が肉体から離れたのではないかと霊媒師は推察しているという。

警察の記者会見、答えられることの無い質問

ほどなくして、警察による記者会見が行わた。 

警察の発表は4人とも死因は一酸化炭素中毒であること。

暖を取るために石炭を燃やした火鉢があったこと、不幸な事故であることなど、

一般的な内容であった。

多くの記者から、胃の内容物のことや冥銭のこと。

また死後にマージャンをしていた音と話声が聞こえたことに対しての質問があったが、

それらは答えられることは無かった。

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